イングリッシュポインターは、優れた嗅覚と運動能力を持つ鳥猟犬として、世界中のハンターや犬好きから愛されてきた犬種です。日本ではまだ飼育頭数が多くないため「あまり知らない」という方も多いかもしれません。本記事では、イングリッシュポインターの魅力・基本情報・歴史・性格・なりやすい病気・入手方法まで、わかりやすく解説します。
イングリッシュポインターの子犬の予約受付中
協力犬舎と共に「イングリッシュポインター」の繁殖にも力を入れています。次回のご予約を受け付けています。最新の情報はホームーページやSNSで配信していきますので、お気に入り登録やX(SNS)をフォローしてお待ちください。
イングリッシュポインターのここが良い
Good Points
イングリッシュポインターには、他の犬種にはなかなか見られない魅力がたくさんあります。まず注目したいのが、その優れた運動能力と知性のバランスです。鳥猟犬として長年磨かれた本能と、人との深い信頼関係を築く能力が共存しているため、「一緒に動く喜び」を飼い主と分かち合えます。
奥日田犬舎からひとこと:イングリッシュポインターは「一緒にフィールドを駆けたい」と思えるような行動力のある飼い主にとって最高のパートナーです。猟犬としての能力を持ちながら、家庭でも穏やかに過ごせるバランスの良さが魅力です。日本国内での頭数が少なく、希少性の高い犬種でもあります。
イングリッシュポインターの繁殖・子犬
English-pointer breeding - puppies to be born
イングリッシュポインターの子犬の里親が決まりました。

9月1日産まれのイングリッシュポインターは里親が決まりました。多くの方にお問い合わせいただきありがとうございました。今回、機会がなかった方でも、次の予約を受付していますので、お気軽にお問い合わせください。
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イングリッシュポインターの子犬-2025年9月1日産まれ
熊本の協力犬舎で米系イングリッシュポインターが産まれています。 両親とも実猟犬ですが、15kgくらいで小柄なのでペットとしても飼育しやすいサイズです。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。見学も大歓迎です。
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イングリッシュポインターの子犬たち

ポインターの子犬(オレンジ)

ポインターの子犬(レバー)
イングリッシュポインターの基本情報
English-pointer Information
イングリッシュポインターの歴史と起源
イングリッシュポインターは、17〜18世紀のイギリスで誕生した鳥猟犬の一種です。その名の通り「ポイント(指し示す)」動作──すなわち、獲物を見つけた瞬間に体を静止させ、鼻先で方向を示す行動──から「ポインター」と呼ばれます。
起源をたどると、スペインやフランスのポインター、グレイハウンド、フォックスハウンドなどとの交配によって誕生したといわれています。これにより、スピード・嗅覚・スタミナという三拍子が揃った万能な狩猟犬が完成しました。
当時のイギリスでは貴族の狩猟文化が盛んで、イングリッシュポインターは上流階級のステータスシンボルでもありました。馬と並走しながら広大なフィールドで鳥を探し出し、ハンターが銃を構える前に「ここに獲物がいる」と静かに示す姿は、まさに芸術的とも言えるほどの調和を見せました。
イングリッシュセッターの特徴
イングリッシュポインターの外見は一言で表すなら「均整の取れたアスリート体型」です。首は長くしなやかで、胸は深く張り出し、腰はすっきりと引き締まっています。四肢は長くて筋肉質、しっぽ(テール)は水平に伸ばして保ちます。
頭部はやや縦に長い「ドーム型」で、鼻筋がまっすぐに通っており、鼻先はしっかりと丸みを帯びています。耳はやや大きめで垂れており、顔全体に気品と知性を感じさせます。目は澄んで丸く、毛色によってヘーゼル(淡い茶色)や濃い褐色になります。
イングリッシュセッターの体型
- 原産国イギリス グループ7(鳥猟犬)
- 体高:オス63〜69 cm 程度、メス61〜66 cm 程度
- 体重:オス25〜34 kg 程度、メス20〜30 kg 程度
- 平均寿命12〜15 年
- 体格は中〜大型犬に分類されます。米系のイングリッシュポインターの場合は15 kg 前後とやや小柄なタイプも存在し、日本の住環境でもペットとして飼いやすいサイズ感です。
- 運動量が多く、1日2時間以上の運動することが理想です。
イングリッシュポインターの被毛
被毛タイプは短毛・滑らか・密で、毛色はホワイト&レバー、ホワイト&オレンジ、トライカラー などが存在します。
被毛は短く密で、表面は滑らかにツヤがあります。ダブルコートではなくシングルコートに近い構造のため、換毛期の抜け毛は他の犬種よりも少なく管理しやすいのが特長です。ブラッシングは週1〜2回程度で十分です
- ホワイト&レバー(白地にレバー色の斑点)
- ホワイト&オレンジ(白地にオレンジ色の斑点)
- ホワイト&ブラック(白地に黒の斑点)
- レモン&ホワイト(淡い黄色と白)
- トライカラー(3色混合)
斑点の入り方は個体によって異なり、大きなパッチ状のものから細かなティック(細かい点状)まで様々です。それぞれの個体の模様の違いを楽しめるのも、ポインターオーナーの醍醐味のひとつです。
イングリッシュポインターの性格
English-pointer Personality
イングリッシュポインターは「活発だけど扱いやすい」という絶妙なバランスを持つ犬種です。
活発でエネルギッシュ
狩猟犬のルーツを持つだけあり、運動することが大好きです。広い場所でのランニングやフェッチ(ボール投げ)、トレッキングなど、飼い主と一緒にたっぷり体を動かすことで、心身のバランスが保たれます。運動不足になると、ストレスから吠えや破壊行動が出ることがあるため、十分な運動時間の確保が重要です。
従順で知性が高い
人との協働を前提に品種改良されてきたため、飼い主の指示を理解する能力が高く、トレーニングに前向きに取り組みます。褒めてしつける「ポジティブトレーニング」との相性が非常に良く、基本的なコマンドはもちろん、高度な行動訓練にも応えることができます。
人懐っこく家族思い
見知らぬ人にも比較的友好的で、攻撃性は低い犬種です。子どもや他の犬とも上手に付き合えることが多く、家族全員に懐く「みんなの犬」になってくれます。ただし、独立心よりも人との一体感を好むため、長時間の留守番が続くと分離不安になる場合もあります。
こんな飼い主に向いています:アウトドアが好きな方・毎日しっかり運動できる方・犬のトレーニングに積極的に取り組める方・猟犬文化や競技に興味がある方
イングリッシュポインターの病気は?
English-pointer Disease
イングリッシュポインターがなりやすい病気
どんな犬種にも遺伝的に注意が必要な疾患があります。イングリッシュポインターで特に見られやすいとされる病気を確認しておきましょう。日頃の観察と定期的な健康診断が早期発見につながります。
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
大型・中型犬に多く見られる遺伝性疾患で、股関節の発育に異常が生じることで関節の変形や痛みが起こります。成長期の過度な運動・過剰な体重が悪化要因となるため、子犬期のケアが重要です。歩行の異常や起立困難が見られた場合は早めに動物病院を受診してください。

進行性網膜萎縮症(PRA)
遺伝性の眼疾患で、網膜が徐々に萎縮し、夜盲から始まり最終的に失明に至ることがあります。現時点では完治する治療法はありませんが、遺伝子検査でリスクを事前に確認することが可能です。信頼できるブリーダーから親犬の遺伝子検査結果を確認することをおすすめします。

皮膚アレルギー・アトピー性皮膚炎
短毛の犬種は皮膚への外部刺激を受けやすく、花粉・食物・環境アレルゲンなどによるアレルギー反応が出ることがあります。かゆみ・赤み・脱毛などの症状が繰り返す場合は、アレルゲン検査や食事内容の見直しを検討しましょう。

胃拡張・胃捻転(GDV)
大型犬・深胸の犬種に起こりやすい命に関わる緊急疾患です。食後すぐの激しい運動は避け、1回の食事量を多くせず、複数回に分けて与えることが予防につながります。食後に腹部が膨れる・落ち着かない・嘔吐しようとするのに吐けないなどの症状が出た場合は直ちに受診してください。

耳の疾患(外耳炎)
垂れ耳の犬は耳内の通気性が低く、湿気がこもりやすいため外耳炎になりやすい傾向があります。週1回程度、獣医師推奨のイヤークリーナーで耳の中を清潔に保つことが予防につながります。

イングリッシュポインターを飼うにあたって
Good Points
イングリッシュポインターは日本国内では飼育頭数が少なく、一般のペットショップでは入手が難しい犬種です。以下の方法での入手が主な選択肢になります。
1. 信頼できる犬舎・ブリーダーから迎える
最もおすすめの方法です。ブリーダーから直接迎えることで、親犬の情報・健康状態・遺伝子検査の有無などを確認でき、子犬の生育環境も把握することができます。優良なブリーダーは子犬が成犬になった後のアフターサポートも行ってくれることが多く、初めて飼う方にも安心です。
奥日田犬舎では、熊本の協力犬舎と連携し、実猟犬の血統を持つ米系イングリッシュポインターの繁殖に取り組んでいます。次回のご予約も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
2. ブリーダーを選ぶ際のチェックポイント
- 親犬の健康状態・遺伝子検査(PRA・股関節)の実施確認
- 子犬が適切な環境で育てられているか(清潔・社会化)
- JKC(ジャパンケネルクラブ)等の血統書が発行されるか
- アフターサポート・相談体制があるか
- 見学・対面が可能かどうか
3. 飼育前に確認しておきたいこと
- 十分な運動スペース・毎日の運動時間が確保できるか
- 飼育コスト(食費・医療費・トリミングなど)の把握
- 家族全員の合意と理解
- 万一の場合に備えたペット保険の検討
4. 相場の目安
イングリッシュポインターの子犬の価格は犬舎・血統・親の実績によって異なりますが、日本国内では概ね15万円〜40万円前後が目安となっています。実猟血統・競技実績のある親犬から生まれた個体はより高値になることがあります。
まとめ
イングリッシュポインターは、美しい外見・高い運動能力・忠実な性格が三拍子揃った、非常に魅力的な犬種です。日本ではまだ珍しいからこそ、この犬種を選ぶ喜びも一層大きいでしょう。
狩猟犬としての能力を生かしたい方はもちろん、アウトドアを一緒に楽しみたい方・競技犬として育てたい方にも強くおすすめできます。迎える前には、運動量や飼育環境についてしっかりと準備を整えた上でご検討ください。



